CCCとヤフーが両社のポイントを統一すると発表した。だが、双方のポイントと提携している企業からは戸惑いの声が。複雑に絡む「ポイントの網の目」を解きほぐすのは容易ではない。

CCCの増田宗昭社長(左)とヤフーの宮坂学社長

 「最強のタッグと自負している」。6月19日に行われたカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との共同会見で、ヤフーの宮坂学社長はこう胸を張った。両者は2010年から一部ポイント事業で提携してきたが、その関係を強化し、来春をメドに双方が発行、運営しているポイントを統一すると発表した。ヤフーが運営する「Yahoo!ポイント」をCCCが運営する「Tポイント」に切り替え、今年10月にはポイント運営の新会社を設立する。

 両社の会員数を単純合算すると6000万人を超える。ネットとリアルそれぞれで存在感のある両社が結びつくことで、いわゆる「OtoO(オンライン・トゥー・オフライン)」分野で相互送客の拡大が見込めるとの目算だ。

 今年1月にヤフー側から話が持ちかけられ、「宮坂社長と会い、あっという間に話が進んでいった」(CCCの増田宗昭社長)という。だが、両社長の目論見には壁も立ちはだかる。

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