「ビアードパパの作りたて工房」を巡る騒動が中国で勃発。異なる企業が同じ名称を持つ店舗を複数運営する事態に。最終的には中国企業への売却の可能性も浮上してきた。

上海第一食品が上海にオープンした「ビアードパパの作りたて工房」1号店

 中国で、日本発のシュークリームチェーン「ビアードパパの作りたて工房」を巡る騒動が勃発している。きっかけはフランチャイズ契約の解除だった。

 ビアードパパを運営する麦の穂に100%出資する投資ファンド、アント・キャピタル・パートナーズは4月20日、中国でビアードパパのエリアフランチャイジーを務める美味優(香港)に契約の全面解除を言い渡した。

 その3日後に出した声明文では、麦の穂が美味優との契約を全面解除したことに加えて、美味優はビアードパパの運営資格を失うこと、ビアードパパの新規出店やほかのブランドに看板を架け替えての営業などもできないことを明示。契約解除の理由として、麦の穂は美味優の加盟店数や財務状況などに虚偽があったことや、競合するシュークリームチェーン「西樹工房」を自社ブランドとして運営するなどの契約違反があったと主張している。

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