自戒を込めて言えば、経済誌の記者は、人員削減を伴う企業のリストラクチャリングを、前向きに捉えて記事にする傾向があります。社会人になって間もない頃から、話を聞く相手は、企業の幹部や官僚、アナリストなどで、どうしても「上から目線」になってしまいがち。「A社は余剰人員を100人削減して再建を果たした。株式市場の評価も上々」などと書くことがありますが、現実には100人のリストラ話の背後には、100人が下した人生の重い選択があります。
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