コマツの野路國夫社長は「間違いなくヒットする」と自信を見せる

 「フォークリフトで初のダントツ商品になる」と、コマツの野路國夫社長は自信を見せる。7月に発売する新型フォークは、油圧で走行するのが特徴だ。エンジンで油圧ポンプを回転させて走るため、従来は必要だったクラッチがない。エンジンの出力を無駄なく使え、燃費性能は従来機より30%向上した。稼働状況を遠隔管理する「コムトラックス」も標準装備している。

 コマツは競合を圧倒する競争力を持つ新発想の商品を「ダントツ商品」と定義する。その分、価格は高めで、従来機より30%程度高い640万~820万円だ。燃費が良く、1回70万円程度かかるクラッチなどの保守費用が不要なため、稼働状況にもよるが、5年程度で価格差分を回収できるという。

 ただ、フォークリフトの国内需要は低迷している。コマツは初年度300台、2年目600台の販売を目指しており、「ダントツ商品」の価値をいかに伝えるかがポイントになる。

(阿部 貴浩)

日経ビジネス2012年6月18日号 20ページより目次

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