「少子高齢化の加速」「購買意欲の停滞」「価格競争の激化」──。企業の決算資料を読んでいくと、こんな表現にたびたびぶつかる。もう内需で稼ぐ術はないのだろうか。答えは否だ。前期決算で最高益を叩き出した好調企業は、国内売上高比率が90%以上の“内弁慶企業”が7割近くを占めた。海外に打って出て、高い成長機会を求めることももちろん重要だ。だが、日本でできることはまだまだある。国内市場で企業はもっと強くなる。

(佐藤 央明、戸川 尚樹、瀬戸 久美子、白壁 達久、田中 深一郎)

CONTENTS

国内躍進ランキング
「内需頭打ち」のウソ

内需で成長する最高益企業ランキング

知られざる最高益企業
不合理が成長を生む

ミッキーマウスの教え
あきらめず、やり抜く強さ

編集長インタビュー
上西 京一郎 氏(オリエンタルランド社長兼COO)
人口減でも縮まない

日経ビジネス2012年6月11日号 26~27ページより目次