大手銀行をはじめ、多くの銀行が国債の売却益で業績を押し上げている。しかし、預金者は国債を買ってほしくて預金をしているわけではない。タダ同然の金利で預金を集め、タダ同然の利息しかつかない国債で運用する。こんな経営で許されるなら公益性がある存在として銀行免許を付与している意味はない。

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日経ビジネス2012年5月28日号 67ページより

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