2012年6月4日号
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特集 日本車 本当の実力
世界最強はどこだ
規模、技術力、顧客の支持。自動車メーカーの実力を表す指標は数多くある。波に乗る現代自動車に見られるように、デザインも今や欠かせない要素だ。国際比較できる収益性、商品力、研究開発などを基に将来にわたる競争力を探った。
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特集 日本車 本当の実力
和製ビッグ3が挑む壁
東日本大震災、タイ洪水の悪夢を越え、2012年度は揃って躍進を誓う“日本のビッグ3”。日産は新興国開拓、トヨタは市場の奪取、ホンダは商品力の改善――重点課題は明確だ。群雄割拠の世界市場で、日本車の威信をかけた戦いが始まる。
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特集 日本車 本当の実力
大衆車は譲れない、新興国攻略を深化
「第12回北京国際自動車ショー(北京モーターショー)」の初日となった4月23日。日産自動車の隣のブースにある、青の小型セダンを報道関係者が驚きをもって見つめていた。
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特集 日本車 本当の実力
最先端の開発手法でも、VWと競り合う
日産は今、クルマの開発手法を根本から見直そうとしている。クルマを「モジュール」と呼ぶ機能ごとの部品の固まりの集合体と見なし、モジュールの組み合わせで異なるクルマを開発していく。日産はこれを「コモン・モジュール・ファミリー(CMF)」と名づけ、2013年以降に発売する車種から順次導入する方針だ。
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特集 日本車 本当の実力
GM超えて世界一へ、猛省しつつ前進
トヨタ自動車は今年、前年比21%増となる958万台の自動車販売を計画する。同社にとっては過去最高だ。米ゼネラル・モーターズ(GM)から世界シェア1位の座を奪還しても不思議ではない勢いである。
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特集 日本車 本当の実力
“聖域”の改革で現代自に反攻
高い「研究開発・特許力」を持つホンダが、低い韓国・現代自動車に脅かされている。ホンダの4輪の研究開発費は年間約3500億円に上り、売上高の約5%に当たる金額になる模様だ。現代自の推定約1000億円、売上高比率2%を凌駕するにもかかわらず、近年は販売台数で差が開くばかり。
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特集 日本車 本当の実力
もっと刺激が欲しい
ジャーナリスト4氏に、トヨタをはじめ“ビッグ6”の「商品力」を評価してもらった。高評価だったのはフォルクスワーゲン。開発の効率化とブランド戦略の巧みさが光る。日系では僅差ながらトヨタの評価が高い。HVの技術、品揃えが高評価につながった。
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特集 日本車 本当の実力
模索する存続への道
自力での世界展開に限界がある4番手以下のメーカーは“ビッグ3”以上に正念場だ。規模で劣るうえに国内生産比率の高さから円高が直撃し、大手との差は開くばかり。トヨタとの連携を強化する富士重、自主独立を貫くマツダ...。結果はどう出るか。
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特集 日本車 本当の実力
家電業界の「教え」
ますます競争が激しくなる自動車業界で、日本メーカーはどう勝ち残っていくのか。ヒントは日本勢が今、苦境に立つ家電業界にありそうだ。戦いのルールが大きく変わるEV時代の到来にも、目配りしておく必要がある。
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