日本市場でも攻勢を強めている、家具チェーン世界最大手イケア。スウェーデンの極貧の村で生まれた雑貨店は、いかにして巨大小売りとなったのか。圧倒的に安い北欧デザインの家具で、世界の住生活を改善することを目指す──。その強さの源泉は、「宗教的」とさえ言えるほどに社員全員が信じる創業理念にある。さらに、非上場で財団が所有する複雑な企業統治が、長期のビジョン経営を支える。これまでベールに包まれてきた、イケアの強さの秘密に迫る。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り4524文字 / 全文文字

【春割/2カ月無料】お申し込みで

人気コラム、特集記事…すべて読み放題

ウェビナー・音声コンテンツを視聴可能

バックナンバー11年分が読み放題

日経ビジネス2012年3月26日号 49~52ページより

この記事はシリーズ「特集 イケアの秘密」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。