日本市場でも攻勢を強めている、家具チェーン世界最大手イケア。スウェーデンの極貧の村で生まれた雑貨店は、いかにして巨大小売りとなったのか。圧倒的に安い北欧デザインの家具で、世界の住生活を改善することを目指す──。その強さの源泉は、「宗教的」とさえ言えるほどに社員全員が信じる創業理念にある。さらに、非上場で財団が所有する複雑な企業統治が、長期のビジョン経営を支える。これまでベールに包まれてきた、イケアの強さの秘密に迫る。
(写真:永川 智子)
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理念実現、まだ序の口
ミケル・オルソン[イケアグループCEO]が語る