日本の2輪車メーカーは、実は世界で圧倒的な強さを誇る。世界シェアは半分近く、主戦場の新興国では9割超も珍しくない。半導体や家電、自動車など日本企業の多くが苦戦するのを横目に、バイクだけが新興国制圧に成功したのはなぜか。そこには、ほかの業界にはない「5つの現地化」があった。

(阿部 貴浩、張 勇祥、山根 小雪)

CONTENTS

世界最強 日の丸2輪
「5つの現地化」で新興国制圧

険しい国内市場復活の道
切り札は「逆輸入車」

鈴木修・スズキ会長兼社長に聞く
2輪低迷は私の失敗

日経ビジネス2012年3月19日号 46~47ページより目次