東日本大震災にタイの大洪水。
2011年に発生した2つの大災害を機に、多くの日本企業がサプライチェーンの再構築を迫られている。
チェーンの可視化、分散化を効率よく進め、既存の調達・供給網を全面的に見直さない限り、今後も有事のたびに同じ轍を踏みかねない。
どんな事態でも寸断されない次世代型サプライチェーンの構築は、優位性を失いつつある日本企業の経営を劇的に進化させる可能性も秘めている。
Contents
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第1の壁 可視化
トヨタでも難しい2、3次下請け網の把握 -
第2の壁 分散化
代替生産の手間は膨大、取引先の負担増も -
第3の壁 標準化
“差別化”との決別、全社挙げた意識改革も -
江幡 誠(日立製作所・執行役専務)に聞く
標準化なしには世界に勝てず