「タイでよかった」。特集の取材で訪れたタイの復興現場で、しばしばこうした日本人の言葉を聞きました。もちろん、犠牲になったのが自分たちでなくてよかった、という意味ではありません。タイ人スタッフが多少の危険も顧みず、工場の危機を救ってくれた。震災、洪水と相次ぐ大災害に打ちひしがれる日本人の横で、タイ人はひたむきな明るさを失わなかった。こんな復興エピソードは、あらゆる取材先の企業から飛び出してきました。