2012年3月12日号
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特集 3・11 まだ見ぬ未来へ
復興は鎮魂の響きとともに
三陸の荒波が海岸に打ち寄せる時、死者の霊が波の上を歩く。東日本大震災の巨大津波は1万人を超える人々を一瞬にしてのみ込んだ。難を逃れて生き残った人々は、突然消えた家族や知人の幻影を見るという。
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特集 3・11 まだ見ぬ未来へ
復興前夜、闇深し
震災の爪痕からの復興に、政府も個人も巨額のマネーを注ぎ込んできた。だが、過去最大級の復興資金は、少なからぬ額が土建や風俗店の闇に消えている。支援に溺れる企業や個人――。果たして、この窮地から抜け出すことができるのか。
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特集 3・11 まだ見ぬ未来へ
立ちはだかる障壁
被災地で作られている復興プロジェクトに暗雲が立ち込めている。補助金の使い勝手や不十分な規制緩和、計画を推進する人材不足が要因だ。震災から1年。夢と現実の落差を直視する時が来た。
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特集 3・11 まだ見ぬ未来へ
6割超が「復興は遅れている」
震災から1年が経ち、被災地は現状をどう捉えているのか。生の声に耳を傾けるべく、本誌は被災3県の127自治体に対してアンケートを実施した(回答数は66)。被災地が抱える問題がどこにあり、国に対してどんな要望を持っているのかを聞いた。
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特集 3・11 まだ見ぬ未来へ
「復興アピール」、現実と乖離
国は復興の状況をどう捉えているのだろうか。それぞれの省庁が出した資料を見ると、順調に復興が進んでいるようにも見える。だが、日経ビジネスが実施した自治体首長アンケートの回答からは、被災地の首長たちが復興の遅れを感じている実態が浮かび上がっている。
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特集 3・11 まだ見ぬ未来へ
荒野に芽生える未来
助けを待つばかりの暮らしでは、夢も希望も抱けない。南三陸の暗がりの一室で、石巻の漁港や仮設事務所で、明日への動きが始まった。「未来は自分たちの手で切り拓く」。残された住民の力に、地域の再興が委ねられている。
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特集 3・11 まだ見ぬ未来へ
地域中心主義へ
原発事故の悲劇は、企業に「成長のあり方」を問いかけている。戦後経済成長は、地方の人材と資源を中央に集める「一極集中」と「効率」で達成された。その象徴だった原発が崩れた今、発展モデルは「逆転の構図」へと動き始めた。
オピニオン
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