昨年、流通総額1兆円を突破し、大手流通業に比肩する規模になった楽天。円高を背景に次々と海外拠点を作り、その数は今や10の国・地域に及ぶ。三木谷浩史・会長兼社長は、なぜこれほどまでに海外展開を急ぐのか。危機に直面しても変われない日本の産業界を断ち切って、楽天は日本発の新たな世界企業になることができるだろうか。

(原 隆、佐藤 央明、日野 なおみ)
(写真:永川 智子、井口 和歌子、James Kachan)

CONTENTS

1兆円突破の先
決別、そして世界へ

未踏の海外戦略
泥臭く「ヨコテン」

アマゾンに挑む
「帝国」を凌駕せよ

日経ビジネス2012年2月20日号 44~45ページより目次