2012年2月20日号
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特集 オオクボの磁力
国際都市、オオクボの光と影
オオクボ。大久保と書くよりカタカナで記した方が似つかわしい、国際色溢れるこの街は、時間帯によって表情を大きく変える。
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特集 オオクボの磁力
「聖地」に宿る熱源
韓流ブームが生み落とした起業家はオオクボの街を韓国色に染め上げた。異国で生き抜くハングリー精神と飽くなき事業欲、それが街の熱源となる。景気低迷が常態化した日本だが、ここには高度経済成長のパワーがみなぎっている。
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特集 オオクボの磁力
波に乗り損ねる日本
韓流ブームの活況をよそに、大久保商店街の商店主の表情は暗い。目の前の膨大な需要を取り込めない姿は、アジア市場攻略に苦しむ日本企業に重なる。変革は摩擦と衝突から生じるが、日本はそれを起こす気力すら失いつつある。
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特集 オオクボの磁力
“開国”後を問う現実
オオクボでは毎夜、日本語が不自由な子供のための学校が開かれる。母語を持たない子供たちはアイデンティティーを求めて街をさまよう。外国人を受け入れた先の現実──。オオクボは日本の未来を問う。
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特集 楽天の焦燥
決別、そして世界へ
楽天は2011年12月、国内の年間流通総額が初めて1兆円を突破した。社内公用語の英語化、経団連の脱退など日本企業が抱えるしがらみを断ち、退路も断った。前人未踏の領域を突き進む三木谷浩史・会長兼社長。彼が目指すものとは。
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特集 楽天の焦燥
泥臭く「ヨコテン」
わずか数年の間に、猛烈なスピードで進んだ楽天の海外展開。多くの国で楽天の経営手法を根づかせるために、何をしているのか。海外に楽天流を広げるための泥臭い取り組みに迫った。
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特集 楽天の焦燥
名札、朝会、掃除
毎週火曜朝8時の全社会議「朝会」、その後の清掃作業、そして名札...。まるで学校の校則のような決まりごとこそ、楽天が海外展開の際、買収先の社員に必ず義務づけるルールである。
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特集 楽天の焦燥
伝道師・大使を任命
「ヨコテン」という言葉をご存じだろうか。これは横展開の略で、自社で培った技術やノウハウを買収先などに広げていくことを指し、自動車メーカーなどでも使われている用語だ。
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特集 楽天の焦燥
「楽天人」を創る
1月下旬のある平日。40人の外国人集団がビックカメラ有楽町店を訪れた。早朝から山手線や地下鉄を乗り継ぎ、上野アメ横や浅草を回った帰り道だった。土産物では店員の丁重な接客に喜び、分単位で定時に訪れる電車を見ては、驚きの声を上げる。
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特集 楽天の焦燥
巨人に右往左往
「なかなか思い通りにはいってない。それには原因があるので、追究して修正する。僕はしぶとい。諦めない」
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特集 楽天の焦燥
「帝国」を凌駕せよ
日本のECでは敵なしの楽天だが、世界ではアマゾンの背中はまだ遠い。逆転への切り札として電子書籍を手に入れ、「連邦戦略」で世界制覇を狙う。楽天は「日本発世界企業」の新たな地平を拓くことができるのか。
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特集 楽天の焦燥
楽天は「トランスナショナル戦略」を目指すべき
流通・サービス業が海外展開するには3つの方法がある。楽天が目指すべき戦略は、自国のビジネスモデルの良さを残しながら、国ごとにある程度ローカライズをさせていく「トランスナショナル戦略」しかないと思う。
オピニオン
時事深層
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追い風は世界的金融緩和