2012年が幕を開けた。東日本大震災で身も心も疲弊した昨年から心機一転。今こそ希望を持ち直して新年に向き合おうとしている人は多いはずだ。震災の痛手からいち早く立ち直るためにも、日本経済の明日を担うビジネスパーソンに不可欠なのは、日々刻々と変化する経済指標を読み解く力だ。日経ビジネスは著名エコノミストやトップアナリストなど74人に、世界と日本を読み解くために注目される指標を選んでもらい、そこから導かれる明日の経済の姿をマクロとミクロの両面で分析した。辰年の2012年。指標を活用し、日本経済に“昇り竜”の勢いを取り戻そう。
CONTENTS
- 日本株相場
力強い上昇は望み薄 半面、下値も限られる - 自動車・機械
新興国不振を日米市場が救う - 電機・電子
環境・IT需要で重電は強気の姿勢 - 通信・IT
スマホの爆発的普及で市場拡大の好機到来 - 素材
厳しい収益環境でも反転サインは逃すな - 企業の「変化の過程」から成長性探る
- 消費・内需
底堅い小売り・食品 医薬品は逆風続く - 自転車族が増えれば景気は上向く
- エネルギー・インフラ
中国経済の復調が資源市況を左右