日本は巨額の公的債務を抱え、経済の成長力が弱い。これから金利の急騰を避けながら経済を成長軌道に乗せ、デフレを脱却する「ソフトランディング」をするのは容易ではない。過去には長期金利が3~4%だったこともあるが、これからその水準に金利が上がるとすると、備えがないからだ。金利が上がれば金融機関は債券の評価損に苦しみ、多くの企業が倒産する「ハードランディング」になる。

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日経ビジネス2011年10月3日号 37ページより

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