資源が乏しいこの国が進むべき道が「技術立国」であることは疑うべくもない。技術を磨き続け、誰にもまねできない商品を生み出す。モノ作り企業の本道だろう。だが、ここ数年で企業経営における「技術」の位置づけは激変した。米アップルが好例だ。新しい要素技術を自社開発したわけではないが、既存の技術を組み合わせて新しい「価値」を創出した。これから10年。企業には、「技術を磨く力」に加えて、「技術を編む力」「技術を価値に変える力」が求められることになりそうだ。

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日経ビジネス2011年10月17日号 36ページより特集目次号全体の目次

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