2011年12月19日号
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特集 新しいトヨタ
クルマから街作りへ
世界有数の自動車会社、トヨタのイメージが覆りつつある。住宅、ITなど蓄積してきた独自技術を武器に事業領域を拡大中だ。街作りや国造りに挑む背景には、豊田家3代の思いがある。
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特集 新しいトヨタ
東北で進む実験
東北で、新興国に勝つためのトヨタの新たなモノ作りが動き出す。小さな工場で大量生産を超える。工場を中心としたエネルギー改革も始まろうとしている。クルマ作りの抜本的な見直しは、海外にも広がっている。
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特集 新しいトヨタ
車体メーカーは地域同士で競わせる
トヨタは新興国企業との競争に向けて、グループが抱える車体メーカーの見直しを進めている。東北は生産拠点を持つ3社を統合することにより、地域・車種ごとの分業体制を明確にした。
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特集 新しいトヨタ
クルマの設計は地域ごとに変える
あるクルマに搭載された部品がどこの工場で作られているかは、簡単に分かります。しかし、震災で分かったのは、サプライチェーンを逆からたどることの重要性でした。ある工場で作った部品がどのクルマで使われているか。その情報がないと、特定の工場が被災した際にどの製品の生産に影響が出るか、即座に把握できないからです。
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特集 新しいトヨタ
輸出拠点、国内から海外へ
トヨタが生産体制を見直しているのは国内だけではない。海外工場でも、クルマを安く作るための工夫が進む。円高で競争力を失った国内工場に代わる、新たな輸出拠点に育てるためだ。
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特集 新しいトヨタ
IT駆使し、クルマ離れに歯止め
トヨタグループは現在、クルマ作りに加え、その売り方も見直しています。
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特集 新しいトヨタ
「仲間」探しが始まった
米フォード・モーター、独BMW、米マイクロソフト──。製品開発で自前主義を貫いてきたトヨタが、提携戦略に舵を切った。その成否はそのまま、トヨタの未来を左右する。
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特集 新しいトヨタ
提携で新たな発想取り込む
トヨタ自動車は様々なエネルギーに対応したクルマを全方位で手がけています。CNG(圧縮天然ガス)、石炭を液化して作る人工石油、電気、燃料電池など多様なエネルギーがあります。ただし、どのクルマを選ぶかは、顧客と社会が決めることです。
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特集 新しいトヨタ
王者ゆえ苦悩深く
2009年3月期の赤字転落以降、トヨタの業績は低空飛行が続く。円高など製造業を襲う荒波をまともに受けたためだ。新たな道を模索する背景には、強みが弱みに変わった王者の苦悩がある。
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特集 新しいトヨタ
日本のために「籠城戦」
トヨタの動きが緩慢に見えるのは、2つの要素がある。自分で選択した部分と、意図しない部分だ。
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特集 新しいトヨタ
過去の成功体験を崩せ
これまでトヨタの強みは生産技術の高さと、国内に優秀な系列部品メーカーを抱えていることにあった。だが、今は転換期を迎えている。
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特集 目指すは日本人上司ゼロ
大金中国投資(ダイキン工業の中国現地投資会社)
新興国の中で市場として最も注目されているのが中国だ。日経BPビジョナリー経営研究所が2011年9月に実施した「経営者調査」で、回答企業354社の半数が中国を1位に挙げた。だが、その中国市場で日本企業は苦戦している。善戦しているのはコマツや日立建機、三菱電機などインフラ系企業。一般消費者市場ではキヤノンや資生堂、ユニ・チャームなど決して多くない。
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特集 目指すは日本人上司ゼロ
華糖ヨーカ堂
「売り場では携帯電話を使わないでください」
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特集 目指すは日本人上司ゼロ
パナソニック・アジアパシフィック
パナソニックが力を入れているアジアパシフィック、さらには中近東やアフリカといった地域を対象に、グローバル人材の採用・育成などに当たっているのが、シンガポールの中心地にオフィスを構えるパナソニック・アジアパシフィックだ。アジアでのオペレーションでは約50年の歴史を持つ。
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特集 目指すは日本人上司ゼロ
グローバル人材欠乏症
「積極的にグローバル化を推進しつつも、担うべき人材の育成が追いついていない」日経BPビジョナリー研究所が上場企業を対象に2011年9月に実施した調査の結論だ。悩める日本企業は、グローバル人材マネジメントをどう実現したらいいか。
オピニオン
時事深層
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テレビ戦争「第二幕」
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iモード「大移動」の死角
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「調剤ポイント」論争、泥沼化
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広告収入を拡大へ 中小企業も視野に
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消費拡大に淡い期待、「震災婚」という幻想
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高効率の太陽電池で日本市場を開拓