日本たばこ産業(JT)の木村社長は過去2回、海外M&A(合併・買収)で内需型企業を大変身させた。最初は経営企画部長として携わった1999年の米RJRナビスコの海外たばこ事業部門(RJRI)の買収だ。直後に海外事業を統括するスイス子会社に乗り込み、日本人トップとして海外事業を指揮。RJRI出身者を活用することでJT本体の海外経験不足を補い、ロシア財政危機などで不振が続いていた買収先の事業を立て直した。

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日経ビジネス2011年10月31日号 33ページより特集目次号全体の目次

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