創るべき未来はいったいあるのだろうか。そんな問いが私の心をよぎる。束芋の作品には、明るい未来への展望といった、人類成長神話へと帰依していくような楽観はない。従来型のアートを否定するのでもなく、喧伝された日本のアニメやかわいさを揶揄するような視線に、その作品群は満ちあふれている。