「錬金術」を簡単に信じる者はいない。それが「新元素変換」と呼ばれる耳慣れない技術によって実現すると言われれば、なおさらだ。岩村が2002年に発表した実験結果は当初、専門家の間でほとんど相手にされなかった。何しろ電球などに使われるタングステンが、常温に近い温度で貴金属であるプラチナに変化するというのだから。