官僚組織の中にいて、なぜこの人は本音で語るのだろうか。官僚批判を綴った著書『日本中枢の崩壊』がベストセラーになった古賀茂明さんについて、不思議でならなかった。ある時、彼がこうポツリと漏らした。「大腸ガンになって本音で生きようと思った」。それで疑問が解けた。彼はそれから、「正しい」と思う心に忠実に生きてきたのだ。