
九州電力、大王製紙、オリンパス…。日本を揺るがす不祥事が続いている。そして、あるチェック機関が注目を集める。「第三者委員会」。弁護士を中心に、企業の病根を発見し、改革への処方箋を描く――。弁護士の企業における重要性が高まっている。だが、弁護士も安閑とはしていられない。国内では仕事が減り、グローバル競争に突入。社会の厳しい視線は、弁護士にも注がれる。
CONTENTS
弁護士は企業を救えるか
問題企業がすがる「第三者委員会」の実像
郷原 信郎(弁護士、九州電力第三者委員会委員長)に聞く
企業は社会の要請に応えよ