TPP(環太平洋経済連携協定)への参加を巡り、国内を二分する議論が闘わされている。反対論の中には、日本の伝統が破壊され米国化が進むのではないかとか、農業が壊滅的打撃を受けるといった極論が多くあった。交渉もしていないのに、日本は不利益ばかりを被るという受け身の議論に身を委ねる人がかくも多いのに驚かされる。

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日経ビジネス2011年11月14日号 158ページより目次