ゲーム開発を手がけるNHN Japan(以下、NHN)は2012年1月、子会社のネイバージャパン(東京都品川区)、ライブドア(東京都新宿区)を統合する。「各社に散らばっていた技術者400人を集約し、急拡大するスマートフォン向け事業を強化する」(NHNの森川亮社長)のが狙い。これに伴い、1999年から使われてきた「ライブドア」の社名は13年目で消えることになった。ただ、ポータル(玄関)サイト「livedoor」は今後もブランドを継続する。

 現行のライブドアは経営陣も代わり、技術力を基盤としたネット企業へと変わっているものの、「過去の負のイメージが払拭されていない」(ライブドア関係者)こともあったという。今後はライブドアが運営するメディア事業をNHNに統合し、データセンター事業はサービス名を冠した「データホテル」という社名で継続する。NHN は「ゲーム本部」「ウェブサービス本部」の2部門制で事業を展開する。

 また、検索サイトやスマートフォン向けアプリを開発するネイバージャパンは統合を機に「サービス開始3年目で初の収益化を狙う」(同社事業戦略室の舛田淳室長)としている。

 統合後の新生NHNは従業員数が1000人を超えるが、2012年秋をメドに東京都渋谷区渋谷2丁目で建設中の「渋谷ヒカリエ」に移転することが既に決定している。

(原 隆)
日経ビジネス2011年11月14日号 20ページより目次

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