即断即決のソフトバンクでは、何よりもスピードが重視される。会議も例外ではない。孫社長が出席する会議は基本的に「持ち帰り禁止」。すべてその場で決まる。だから技術の仕様からデザインまで、担当者は孫社長の質問を会議内に答える必要がある。サービス開始日なら、「◯月×日」まで聞かれるため、出席者は関係者を会議室の廊下に待機させることもある。ただし、現場が回答できても、最後に決めるのは孫社長。グループ会社ユーストリームアジアの中川具隆社長は、孫社長に指示されたあるサービスの開始日を「無理」と押し返したことがある。すると、孫社長は「無理かどうかはおまえが決めるな。俺が決める」と一喝。結局、言う通りに間に合わせた。

日経ビジネス2011年11月21日号 31ページより

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