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技術&トレンド

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眼鏡端末でネットも映画も
頭部に装着するヘッドマウントディスプレー市場が立ち上がり始めた。映像やネット経由の情報を表示。小型・軽量化がさらなる普及のカギだ。スマホの次を担う新端末。コミュニケーションを変える可能性を秘める。
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大量データ、豊作に生かす
IT大手がクラウドを活用した農業支援サービスを始めた。スマホなどを経由して大量データをクラウド上に蓄積、品質や生産性向上に生かす。担い手不足など深刻な課題を抱える日本の農業再生に貢献しそうだ。
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CO2から究極のエコ燃料
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エコの悪役、切り札に変身
スポーツカー向け装備の代名詞だったターボチャージャーがエコカーの切り札に変身。小型エンジンを強力にできる。環境規制の追い風を受け世界市場が急拡大している。世界3位グループのIHIと三菱重工業は、1・2位の米国勢を新技術で…
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測量から復元まで一気通貫
津波被害を受けた農地の土壌再生に、日立造船と住友化学がタッグを組む。測量から掘削、洗浄と土壌の肥料補充まで、一貫して請け負う。震災という悲劇が、両社の技術を磨き上げた。
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深海を探り、資源を見つけろ
世界第6位の広さを持つ日本の海のどこかに、「資源」が眠っている。そのありかを探すのが、深海探査専用のロボットたち。未来のエネルギー大国に名乗りを上げる準備は整いつつある。
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燃費5割改善の次世代船
造船各社が省エネ技術を結集させた「エコシップ」を開発。受注も始まった。水や風の抵抗を減らし、太陽光や風力を活用。燃費を2~3割、将来は5割改善する。環境規制強化や原油高で需要増へ。日本の造船の起死回生策になるかもしれない…
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自動運転、雪でも遅れにくく
東海道新幹線の6年ぶりになる新型車両が、2月8日から営業運行を始める。運転を自動化し、悪天候や故障などで乱れたダイヤを素早く回復させられる。技術に磨きをかけ、高速鉄道の整備が進む新興国などでの受注を目指す。
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「雑談力」で心をつかむ
スマートフォンの普及で、利用者と対話する音声認識/合成技術が注目を浴びている。活用の範囲は単なる機器制御だけでなく、雑談や日常生活支援にまで広がる。話し言葉の意図解釈と、自然な音声合成が開発の主戦場だ。
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建物がいつのまにか消える
東京都心部では、高さ100mを超える超高層ビルの解体案件が動き出した。通常のビル解体に比べて、騒音や振動、景観などへの一層の配慮が必要だ。大手ゼネコン各社は、それぞれに工法を開発。受注合戦が始まった。
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樹脂の被膜で倒壊防ぐ
老朽化の進行で脆弱性があらわになる日本の社会インフラ。だが財政難によって、耐震補強などの大規模工事が進まない。新たな工法として、樹脂の特性を生かした低コスト・短工期技術の開発が進む。
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iPS細胞、手軽に研究
世界中でiPS細胞の研究に関心が高まり、細胞を分析する装置の重要性が増してきた。この装置分野に無縁だったソニーが、これまで培ってきた光ディスク技術をベースに参入。「小型で安価」を売りに、iPS細胞などを研究したい施設や企…
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導入進む省エネ化の切り札
スマートメーターの普及が世界各地で本格化している。国内最大の顧客を抱える東京電力も、2014年度から導入を開始。家庭の機器などと連携し、省エネ化を図る自動技術の研究も進む。
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クルマを動かすのは誰?
運転席に座って本を読んでいても、クルマが自ら走行してくれる。そんな実験が、スペインの高速道路を舞台に一般車も走る中で行われた。安全技術の進化がもたらす、クルマと人の未来とは。
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「過信」の検知で被害防止
振り込め詐欺の被害が再び拡大傾向にある。詐欺被害を防止すべく、最新の音声技術を活用した対策が実現しつつある。犯罪者、被害者双方の発話を2つの仕組みで分析。精度は90%以上という。
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内陸でも「海」は作れる
日本初となる「100%人工海水」の水族館が相次いでオープン。街中でも気軽にイルカショーや大水槽を楽しめる時代になってきた。いかに使用水量を減らすか、裏側では二重三重のシステムが日々活躍している。
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より安く早く、宇宙へ
三菱重工業は先頃、大型ロケット「H2B」の打ち上げビジネスに乗り出した。だが、欧州の「アリアン5」や米国の「ファルコン9」に比べて価格競争力で劣る。状況を打開すべく、2020年までに安く、納期も短い次期ロケットを開発を目…
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「究極の軍用機」は安全か
飛行機とヘリコプターの長所を併せ持つ垂直離着陸機「オスプレイ」。だが事故が相次ぎ、“未亡人製造機”と揶揄される悪役になってしまった。オスプレイは本当に危険な航空機なのか、その性能とともに紹介する。
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固定観念打ち破る875g
NECパーソナルコンピュータが通常1.3kg程度の薄型ノートパソコンで、900g弱を実現。価格下落が当たり前のパソコン市場で、単価が上昇する異変も起こしている。新合金採用に始まる妥協なき取り組みが、久々に日本発の革新的製…
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息づく職人の技と工夫
10月、東京駅の赤レンガ駅舎が生まれ変わる。戦争で失われたドーム部や装飾の復元、3階建てへの修復が外観上の最大の変化だ。建築史上で最大とも言える免震工事が加わり、新時代にふさわしい玄関口となった。