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技術&トレンド

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「電池持ち」世界一で反攻へ
電池が持ちが悪いという不満を抱えるスマートフォンユーザーは多い。高機能競争が一段落し、長時間使用を掲げる端末が相次ぎ登場している。世界一の「電池持ち」を武器に、スマホで劣勢の日本勢が起死回生を目指す。
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酔わない美酒、酵母に秘訣
ノンアルコール飲料市場が急拡大している。大ヒットしたビールに続き、飲んでも酔わない日本酒や芋焼酎も登場した。味との両立の決め手は酵母や添加物にある。普通の酒の味にどこまで迫れるか。
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遺伝子を知り発症を防ぐ
米女優アンジェリーナ・ジョリーさんが、ガン予防のために乳腺切除手術を受けた。遺伝子検査でガンの発症リスクが高いことが分かった時、我々はどうすればよいのか。急激に進化する遺伝子解析の実態とは。
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火災や汚れは「泡」で消す
「泡」が持つエコで高機能な特性を生かした用途開拓が進む。軽量なうえ、汚れなどを吸着しやすく、熱が伝わりにくい。消火や洗浄作業の現場で実用化された。その最先端に迫る。
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金融詐欺とのサイバー戦争
国内のネットバンクが新手の詐欺に狙われている。セキュリティー各社は、最新手口へ対抗する技術を相次ぎ強化。水面下では、未知の脅威に先回りして対策を打つ動きも広がる。
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抵抗ゼロ、国越え電力融通
「超電導送電」の要となる送電ケーブルの技術開発がほぼ完了した。送電時の電力損失は激減。5年以内にも商用レベルでの稼働が始まる。省エネの決め手となる技術で、国境を越えた長距離の電力融通にも生かせる。
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蚊もゴキブリも一撃必殺
今年も蚊がうごめく季節がやってきた。「蚊取り線香」に始まり120年の伝統を持つ殺虫剤は日本の伝統産業。だがその技術進化は意外と知られていない。
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IT操縦で熟練者いらず
ブルドーザーやダンプカーなど建設機械の操縦の自動化が進んでいる。人工衛星から位置情報を取得、建機と工事現場の状況も把握して作業する。熟練作業員なしで操縦でき、工事のスピードを速めることも可能になる。
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「走り」極めたエコカー
「燃費だけ」というイメージを覆すハイブリッド車が6月に相次ぎ登場する。ホンダや富士重工業は、システムの改良などで走行性能をガソリン車以上に高めた。エコカーの覇権争いが激化する中、「走り」も売り物にして、世界でシェア拡大を…
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爆発や崩壊、事前に検知
センサーと分析ソフトを駆使し、事故や故障の予兆を見つけるシステムが相次ぐ。異常検知の精度は人手よりも高い。作業の効率化と負荷の軽減が見込める。これから増えていく老朽施設を、長く安全に使い続けるために必要な技術だ。
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省電力、安さで液晶超えへ
液晶の次の本命、有機ELディスプレー向けの新たな発光材料が登場。課題だった電力消費の多さやコスト高を解決、本格普及の起爆剤になる可能性も。韓国企業の後塵を拝していた日本企業にとって、巻き返しの大きな武器になる。
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「つながり」支える大量データ
通信品質で不評をかこったソフトバンクが「つながりやすさ」をアピール。プラチナバンド認可や大規模な設備投資が功を奏し始めただけではない。ビッグデータを活用、通信の空白地帯をこまめに埋める地道な作業の成果だ。
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ミサイル警報、早く正確に
北朝鮮のミサイルや地震。今の日本はいつ大きな災害に直面してもおかしくない。情報が遅れるほど被害は拡大する。正確で素早い速報体制の構築が急務だ。国や自治体から民間企業まで。災害情報の緊急通知を巡る最前線の動きを追う。
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鉄より強く軽量な植物繊維
鋼の5分の1の重さしかないのに5倍以上の強度を持つ新しい繊維。樹木を原料に作り、自動車や電子部品などを軽量で、高強度にできる。コストが安くなり、普及すれば、素材の業界地図を塗り替える可能性も。
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発電や減量でHV並みに
軽自動車の燃費はガソリン1リットル33km以上というハイレベルの争いに。トヨタ自動車のHV「プリウス」などにも負けない燃費性能で、値段はその約半分だ。地味な改良の積み重ねが懐に優しいエコカーを生み、その技術は世界でも生か…
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人工の神経回路、威力増す
「ディープラーニング」と呼ぶ人工知能技術が高い関心を集めている。画像や音声の認識精度が大幅に高まるため、米グーグルなどが研究に参入。経済動向の予測や新薬開発などにも威力を発揮する可能性がある。
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別府温泉が発電所に変身
100度に満たない温泉の湯という低温の熱エネルギーを利用して発電する。再生可能エネルギーの「固定価格買い取り制度」が導入を後押しした。温泉発電の技術は工場の未利用エネルギーを有効活用する道も開く。
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録画番組、スマホで手軽に
自宅で録画したデジタル番組を遠隔視聴できる新規格「DTCP+」。対応機器が相次ぐ。スマートフォンなどから録画機にネットで接続、出先からいつでも高画質映像を楽しめる。ネット上への番組流出を懸念する放送局との折り合いが、本格…
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モノ作り革新の秘密兵器
パソコンなどで作った3次元データを使って、手軽に立体物を作ることができる。開発期間の短縮と低コスト化に役立ち、モノ作りの様々な場面で活用が進む。自動車や電機などの大企業に加え、低価格化で個人・ベンチャーにも広がる。
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外気で冷却、電力消費半減
冷却用の空調に電力を大量消費するデータセンター。外気で冷やす技術開発が進む。風通しが良い設計やサーバーの耐熱性向上で、電力消費をほぼ半減した事例も出てきた。災害時など、情報通信量が増え、電力供給が不安定になった際も稼働を…