シリーズ
有訓無訓

-
早期の課題解決が 日本再生の糸口に
-
舵取り難しい今こそ若い人材の登場に期待
-
流血なきM&Aはない 仕事は外様感覚で
私は1度しか転職したことがないのですが、勤めた会社の名称は合計6回変わりました。いずれの場合も、自分のいた会社でM&A(合併・買収)があったからです。
-
企業経営も政策も同じ 緊張感の共有が改革促す
「このまま行ったら将来どうなるか」という緊張感や危機感に基づいた長期的な戦略構築の重要性は、企業経営でも国の政策でも変わりはありません。
-
不正は常に起こり得る 社員と理念を共有せよ
私は日本銀行、日本長期信用銀行を経て、2001年に請われてアイワイバンク銀行(現セブン銀行)社長に就任しました。その際に、伊藤雅俊セブン&アイ・ホールディングス名誉会長と交わした会話を今も覚えています。伊藤さんは私に「(…
-
奇跡のリンゴを生んだ「何も与えない農法」
「絶対にできない」と言われた無農薬のリンゴ栽培に挑み、8年かけて実現しました。肥料も農薬も使わない―。当初は、近隣の農家からも冷たい目で見られました。畑は害虫だらけ、リンゴは実らず、収入が入らない。娘たちに食べさせるもの…
-
組織は必ず自己増殖する トップは「現場直視」を
-
金融監督庁設立で感じた 役人が肝に銘ずべきこと
今から7年前の2004年に金融庁長官に就任した際、職員向けの訓示で4つのことを話しました。
-
危機的状況を経てこそ企業も人も成長する
人生で一度だけ、すべての仕事を投げ出してしまいたいと思ったことがあります。第1次石油ショックが起きた1970年代前半のことです。
-
一部利益に惑わされず 真の国益を追求すべき
-
ウォール街デモの教訓 経営者の義務を考えよ
もともと私の専門はマクロ経済学ですが、ここ十数年ほどは「会社」についても研究してきました。現在はその考察を一歩進めて、「信任」という法学上の問題について考えています。
-
観光業界再興に向け、今こそ地域連携の時
東日本大震災以降、世の中の消費行動が明らかに変わったと感じています。消費者は、自分にとっての価値や意義を今まで以上に見極めるようになりました。価値があると思えるところには、消費がついてきています。
-
共産主義化する日本 世界に出て発信を
この半年間に出張で6カ国を訪れました。行く先々で気になったのは日本の存在感の低下です。ウクライナに1週間いても、テレビで日本の話題が報じられない。現地の政財界の人にお会いしても、日本の経済や企業がどうなっているかご存じな…
-
過剰品質を捨て 臆せず未完成品を出せ
今の日本の伝統的な企業経営者や取締役の世代は、戦後の日本を安全で安心な国にすることに大いに力を発揮してきました。壊れないモノを作り、注文すればすぐに届く。こんなにも素晴らしい社会インフラを作り出してきたことは、世界に誇れ…