シリーズ
編集部から

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編集部から
今回の特集を始めるに当たって、まずチェルノブイリに入ろうと決めました。周辺住民はどう放射能と向き合って事故後27年を過ごしてきたのか。「恐怖」を体感することが、「福島」を知る第一歩だと考えたからです。
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編集部から
雇用延長問題に対して、経営者や人事担当者がどのようなスタンスで取り組んでいるのか。取材を通じて大きく2分されることに気づきました。
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編集部から
「年末を総理として迎えるとは、年の初めには思いもよりませんでした。苦節5年でしたが、来年からの仕事で結果を出すことでご恩返しとさせていただきたい」。昨年の大晦日。安倍晋三首相は親しい関係者らにメールでこう決意表明しました…
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編集部から
1月29日午後、大連から北京に飛びました。飛行機が着陸態勢に入り低く垂れ込めた雲に突っ込んでいく。窓の外を注視していましたが、いつまでも霧は晴れない。
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編集部から
日経トレンディから日経ビジネスに異動してきたのが今年の1月。すぐにインフラ老朽化に関する特集に携わり、様々な自治体へ取材に行きました。感じたのは、想像以上に老朽化は深刻で、対策が遅れていることです。
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編集部から
私が中学生の時、父親の本棚に並んでいる黒い背表紙の文庫本が気になって仕方ありませんでした。ふと手に取った瞬間、グロテスクな表紙に凍りついたことを思い出します。
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編集部から
今回の特集で、米スタンフォード大学のエドワード・ファイゲンバウム名誉教授をご自宅で取材させていただきました。慎重に選びながら紡ぎ出される言葉は時折、日本人である私にとって耳が痛いものでした。
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編集部から
「ガス火力発電所向けのガスタービンは、あの米ゼネラル・エレクトリックですら単品売りなんですよ」。三菱重工業と日立製作所の火力発電事業の統合の取材時に耳にし、驚きました。
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編集部から
特集の取材を通じて複数の方から聞いたのは、日本企業の「ノリの悪さ」でした。日本の製造業やモノ作りを復活させたいと開発した製造装置やシステムを提案しても、日本企業の生産技術の担当者の反応がどうも悪い。
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編集部から
特集の取材で印象深かったのが岩井克人・東京大学名誉教授の話でした。ポスト産業資本主義社会ではお金があまり重要でなくなるという指摘です。
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編集部から
今年11月、本号の特集取材でベトナムに出張しました。ベトナムの若者に話を聞き、驚いたことがいくつかありました。日系食品会社に勤める25歳の女性は、キャリアを積んでマーケティングのプロになりたいと語りましたが、驚いたのは次…
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編集部から
デリーで地下鉄に乗ると退屈しません。ある日、男性2人が車内で胸倉をつかみ合って争っていました。何事かと思いましたが、女性専用車に乗り込んだ若い男性を、中年男性が激しく注意している場面でした。
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「人前でお金の話をするのははしたない」 日本人にはこうした考えが根強くあります。
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「ソフトバンクはつながらないよね」「ドコモのくせにこのビルは入らないんだな」――。携帯電話会社はこんなふうに言われているうちが華なのかもしれません。
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編集部から
「最近注目している新しい金融の商品やサービスはありますか?」今回の金融特集を前に、旧知の銀行関係者を中心に少し聞いてみました。「いやー、あまり面白いものは見当たりませんねぇ」と話すのが専ら大手行に勤める人々。
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編集部から
8月末から9月初めにかけて、米大統領選の取材で民主・共和両党の全国大会を訪れました。4年に1度の大イベントでホテル代は通常の数倍に跳ね上がり、会場の外では候補者のグッズを売る出店がずらりと並びます。
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編集部から
今回、中国で多くの人の話を聞いてみて驚いたのは、日本にいる時の想像を大きく超える反日感情の強さでした。中国人との会話の中で「日本と戦争をすべきだ」という過激な意見も何度か聞かれました。
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編集部から
経営理念が「民主化」という言葉で表現できる企業が、欧州に2つあります。1つは家具チェーンのイケアで、創業者イングヴァル・カンプラード氏は、富裕層しか買えなかったデザイン家具を、一般庶民にも手が届くように「民主化」しました…
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編集部から
今号を手にされた読者の方は「アレッ」とお感じになったかもしれません。「日経ビジネスっぽくないな」。そう思っていただければシメたもの。
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編集部から
今号の特集の取材を進めていて、組織のあり方というのは実に多様だと改めて感じました。鉄のような結束で成果を出し続ける組織もあれば、個人が自由に動ける環境を作り出して革新を生む組織もあります。