シリーズ
直言極言

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悪循環を断つ3つの覚悟
朝鮮半島情勢から目が離せない。昨年12月19日の金正日総書記死去の発表、今年2月29日の核問題の米朝合意、そして4月13日のミサイル発射失敗。その後、北朝鮮は韓国に対する敵意をむき出しにした声明を繰り返している。3回目…
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学生の「本分」を評価せよ
リクルートワークス研究所が2013年卒業予定者の大卒求人倍率を発表した。倍率は1.27倍で、5年ぶりに前年を上回った。
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政策論議を深める契機に
橋下徹・大阪市長が新党を率いて、国政に打って出ようとしている。3月に実施されたlivedoorネットリサーチでは、回答者の68%がこの新党の躍進に期待すると答えている。
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利用者の利便性が必須条件
米インターネット大手のグーグルが、今年3月にスタートしたプライバシー・ポリシー(個人情報保護条件)の改定が波紋を呼んでいる。
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モラルなきIT事業は退場を
インターネットは口コミが花盛りだ。外食業界はその代表分野と言える。レストラン検索に何を求めるかという調査でも、お店の場所や価格帯、料理のジャンル、メニュー・品書きといった、店が発信する情報に次いで、利用者の口コミ情報が…
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「国産IT」が育つ風土を
かつて隆盛を極めた日本の電機メーカーが窮地に立たされている。原因は様々だろうが、私は大きな理由として、企業の組織に問題があると思う。
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年金基金よ、目を覚ませ
AIJ投資顧問の年金消失問題を受け、年金基金などの間では独立系投資顧問への運用委託を自粛する動きが出ているという。よく分からない投資顧問会社だと何をやらかすか知れたものではない、AIJ問題の二の舞いはゴメン、ということ…
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矛盾を拡大させる消費増税
英国のチャーチル元首相は数々の名言を残したが、その中の1つに「成長はすべての矛盾を覆い隠す」というものがある。社会には様々な問題点(矛盾)があるが、経済全体が成長している間、こうした問題は顕在化しないという意味だ。確か…
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対中国でもTPPは必須
TPP(環太平洋経済連携協定)を巡り、日本と交渉メンバー9カ国の事前協議が行われている。米国、オーストラリア、ニュージーランド以外の6カ国は日本の参加に合意しているようである。日本は自身の意思を明確にしなければならない。
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働きたい人の機会を奪うな
一生懸命に働くことが良いことであるという価値観が、現代の日本では少しずつ忘れ去られている――。最近私はこんな危機感を強く覚えている。
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日本は「底力」で危機脱出を
私は1月に5カ月ぶりに来日したが、その直前、世界経済フォーラム(ダボス会議)に参加した。ダボスでは新興国、とりわけアジアからの参加者が目立ち、市場を広げつつあるアジア経済の台頭を反映していたと思う。今年の話題の中心は、主…
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新卒採用に「平等」は必要か
2013年春採用に向けた大学生の就職活動も、いよいよ本格化している。東日本大震災などの影響で、多くの企業が例年より採用活動の開始時期を遅らせた。新卒採用を見送る企業も多く、学生の就職活動は厳しさを増す一方だ。
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「年2回入学」の勧め
東京大学が提唱した秋入学が波紋を呼んでいる。賛否両論が飛び交っているが、私はぜひ実現してほしいと思っている。
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農業の産業化は喫緊の課題
外食の豊かさは日本が世界一だろう。『ミシュランガイド東京・横浜・湘南 2012』の目次に料理カテゴリーの項目がある。まずは「日本料理」に名店がずらり。次は専門店。「居酒屋」に始まり、「うなぎ」「おでん」「牛肉料理」「串…
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「3つのリストラ」の勧め
NECが1万人の人員削減を発表。携帯端末事業など不採算部門を中心に、グループ従業員5000人、協力会社など委託先の5000人を削減するという。
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“包丁職人”を処罰するな
昨年12月20日の最高裁判所判決で、ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」の開発者、金子勇氏の無罪が確定した。同じプログラマーとして、彼が無罪になってよかったと思っている。
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2012年は上昇トレンドへ
ユーロ危機が連日のようにマスコミを賑わしている。場合によっては日米などの先進国や新興国を巻き込んだ経済停滞につながるのではないか、という不安に駆られる年明けを迎えた。
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農村を電力の供給基地に
昨年の福島第1原子力発電所の事故以降、反原発の機運が高まっている。私は決して、原発推進の立場ではない。けれども今後の日本の電力供給については冷静に考えなくてはならないと思っている。
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“公約放棄”の来年度予算案
昨年12月24日、政府は2012年度予算案を粛々と閣議決定した。1月下旬からの通常国会でこれが審議される。予算案の作成と決定は政策行為の中で最も重要なものであり、予算は時の政権の姿勢を映す鏡となる。
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米国と防衛戦略の協議を
日本を取り巻く安全保障環境は過去数年で大きく変化した。そして、北朝鮮の金正日総書記の死去である。軍が中核の北朝鮮の統治体制において金正日総書記という重しが欠けた今、果たして若く経験のない金正恩氏の下で軍が一枚岩となるの…