その決断が社会を変えた――。激動の時代に輝いた人々、その半生を綴った抒情詩。
シリーズ
旗手たちのアリア

完結
105回
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世界の和食をより高みに
13万人の卒業生を輩出した日本最大の食の教育機関を率いる。父の遺志を継ぎ、世界の料理界で革新を起こす人材を育成する。文化遺産になった日本食を、より高みに引き上げる使命に燃える。
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「出光佐三」を地でいく男
絶対に解雇しないから覚悟してついてこい──。臆面もなくこう語り、社員を家族だと断言する。世にも厳しく、世にも温かい。その男の経営とは。
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ビール文化の熱き伝道師
30歳まで迷い歩いた人生。たどり着いたのは軽井沢の小さな醸造所だ。「地ビールバブル」を乗り越え、どん底から経営を立て直す。ビールの力を信じ、名物社長は今日も愛するファンに熱く語りかける。
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ウォークマン開発者の魂
もしソニーが空気清浄機を作ったら──。ウォークマンの元技術者が退職し、「世界一」の空気清浄機を開発した。ソニーで学んだ開発手法を基に白物家電のオンリーワン製品作りに挑む。
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ブライダル業界に新風
結婚するカップルの半数が、結婚式を諦めているのだという。「みんなのウェディング」は、ブライダルサービスを透明化する取り組みだ。すべてのカップルが幸せな結婚式を開くこと。それが目的だ。
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渡り鳥はアジアをつなぐ
半導体検査装置を売り、夜の街で電子看板を売り、生命保険を売ってきた。澤木恒則が今度売り込むのは日本の宝、中小企業だ。舞台はアジア。埋もれた技術力をカバンに詰め、今日も羽を休めることはない。
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復興一筋、政治の荒波越える
「3・11」から1年9カ月、震災からの復旧・復興の陣頭指揮に当たった。政権交代の波にもまれ、一時はどん底を味わう。参院選で無所属ながら議席を守ったのは、被災地と有権者の評価の証しだ。
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銀行の膿を出して得た自由
メガバンクの役員を務め、半沢直樹で描かれた銀行の世界を熟知する。組織の壁に何度も苦しむが、銀行の暗部にたまる膿を出し続けた。銀行からリース業界のトップに転じ、自由な経営環境で業績を伸ばす。
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オーロラに捧げる
生涯に1度は見てみたい宇宙の神秘、オーロラ。その研究に生涯を捧げた日本人がいる。美しく、時に魔女と化す、オーロラが紡ぎ出す物語とは。
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シニアと中小企業の懸け橋
知恵と経験を持つ高齢者と中小企業の橋渡しをする。あえてイントレプレナー(企業内起業家)の道を選んだ。若きリーダーを突き動かす原動力とは。
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遺体じゃない、人なんだ
「国際霊柩送還」という耳慣れない仕事に従事する女性がいる。元は平凡な2児の母。葬儀で返礼品を配るアルバイトが彼女を変えた。「国境」と「生死」に引き裂かれた死者と遺族のために心血を注ぐ。
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メガネ販売の常識を覆す
「度つきメガネのネット販売は難しい」というこれまでの常識の壁に挑む。メガネ業者からの猛烈な反対にも屈せず、ネット専業の先頭を突き進む。買いやすさの工夫やメガネ店との連携など快適な買い物体験を追求。
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反逆の電力マン
経営危機でも東京電力とソニーからの買収提案を拒んだ。震災後には放射線を含む木材を受け入れ続けた。金融界から電力村に飛び込んだ経営者の矜持とは。
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地域から描く空の「第三極」
そごう、マイカルなどの経営再建を手がけたバンカーが「空」に挑む。目指すのは、大手でもLCC(格安航空会社)でもない第3の地域航空会社。一企業の再建にとどまらず、九州・宮崎から地域再生の風が吹く。
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世界の貧しき人々に水を
貧しい人々に飲料水を提供しようと、水質浄化剤を手に世界を駆け回る。だが仲間に裏切られ、20億円の借金を背負って自殺を考えたことも。苦難を乗り越えた時、貧困の撲滅に命を捧げる覚悟ができた。
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まだ見ぬ世界、組み上げろ
国内最大のEMS(電子機器の受託製造サービス)企業を率いる。設立は約20年前、既に63歳になっていた。神戸のやんちゃ坊主は老いてなお、新たなビジネスの可能性に挑む。
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企業投資育成の変革者
「人の3倍働く」と誓った青年は、常に資本市場の先端を走り続けた。25年のキャリアが描いた軌跡は、ファンドビジネスの浮沈と重なる。彼が歩み始めた新たな道の先に、日本の企業投資育成の未来がある。
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22世紀の地球を想う男
科学者やSF作家が夢見てきた究極の輸送手段「宇宙エレベーター」。この奇想天外な構想を、本気で実現しようと闘う男がいる。その視線の先にあるのは、22世紀の人類社会の姿だ。
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再浮上狙う玩具の「太陽」
タカラ創業家の次男が、数多の挫折を経験しつつも起業した。ヒット商品を吸い寄せる「太陽」のような存在と人は言う。裏表のない“人たらし”が、玩具業界での再浮上を狙う。
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「世界の原宿」を育てた男
戦後50年足らずで、東京・原宿はファッションの聖地に変貌を遂げた。街の歴史をひもとくと、成長を支え続けた1人の男の姿があった。 「原宿のために何ができるか」。たどり着いた地域活性化のあり方とは。
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