シリーズ
編集長インタビュー

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社長業は人生の通信簿
世界で覇権を争ってきた相手である米イーストマン・コダックが経営破綻。同じ写真フィルムが主力だったものの、業態転換で危機を避けた手腕に注目が集まった。今年6月に会長就任。改革の総仕上げへの意気込みを語った。
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誰も参入できない砦を作る
日本の家電業界が総崩れの様相を見せる中、新社長に就任した。7721億円の最終赤字でテレビ事業を整理したが次の柱は見えてこない。「一本足ではダメだ」と訴える55歳が描く再生への道とは。
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「頂上作戦」で世界に挑む
「日本のグローバル・ブランド」調査でトップ20に食い込んだアシックス。売上高2400億円のうち約6割を海外で占めるなど、グローバル展開が加速する。オリンピックイヤーの今年、さらなる飛躍を目指す。
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リーダーは偶然育たない
現役高校生の予備校「東進ハイスクール」を立ち上げ、塾業界を確立する。公教育の問題点を指摘し、国力を支えるリーダーの育成に力を注ぐ。世界の一流大学に人材を送り込む「民間教育の雄」を目指す。
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もう知財は抱え込まない
35億円のコストをかけ、発展途上国の患者に熱帯病治療薬を無償で提供する。グローバル製薬企業として、今後は知的財産権も躊躇なく開放していくという。業界きっての異色のリーダーにその真意を聞いた。
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今こそ消費税を上げる
膨れ上がる借金、円高...。日本経済を取り巻く環境は厳しさを増すばかりだ。なぜ今、消費増税なのか。不安定な金融市場にどう対処するのか。野田佳彦首相の下、この国の台所を預かる責任者に聞いた。
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人口減でも縮まない
5年、10年先を見据えて、継続的に投資を繰り返す。バリューが上がったと判断すれば、震災後でも値上げを恐れない。縮み行く内需の中、「夢の国」のトップは冷静に先を見据えている。
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クルマは汎用品にならない
新興国の隆盛で、多極化しながら拡大する自動車の世界市場。韓国勢や欧州勢との対決が激しくなり、開発手法の転換も迫られる。日欧自動車メーカーの兼任トップが見据える、勝ち残りへの道とは。
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国内にも「新市場」はある
味の素からカルピスを買収し、国内市場で地歩を固める。海外のM&Aでは決して規模は追わずに、身の丈に合った投資を貫く。「経営の新CSR」といった造語を駆使し、陣頭指揮を執る。
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変革して必ず復活する
過去最悪となる4566億円の最終赤字、テレビ事業は8期連続で赤字と崖っぷちのソニー。テレビ事業の再建やヒット商品不在などの問題が長期化しており、解決は急務だ。再建を託された平井一夫新社長に決意を聞いた。
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コストはまだまだ下げる
東日本大震災後の需給逼迫で、アジアの天然ガス価格の高騰が続く。ガス業界への注目も集まる中、上流権益の確保やガス設備の拡販を進める。天然ガスの調達、供給コストは削減の余地ありと見る。
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“わらしべ長者”の世界戦略
サントリーの酒類営業から遍歴を経て大手製薬会社の社長に。「人生万事塞翁が馬」を地でいく異色の社長が見据える、製薬業界の転換点とは。買収したインド企業の品質問題も決着し、拡大にアクセルを踏む。
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「顧客中心」が革新を生む
EC(電子商取引)からクラウドサービス、タブレット端末に事業を広げ、世界が注目する。顧客至上主義を掲げ、長期的な視野に立って革新的なサービスを生むことに力を注ぐ。日本でも電子書籍端末発売の準備を着々と進める。
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ITの複雑さを解消する
IT(情報技術)の進歩で急増するデータが企業の経営を大きく変えつつある。30年以上にわたって、この世界で結果を出し続けてきたマーク・ハード氏に、ビッグデータ時代の本質と企業がどう対処すべきかを聞いた。
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コスト競争は大の苦手
自動車メーカーで唯一、米国販売を4年連続で前年超えを達成。社長就任から1年足らずで、事業の選択と集中を結実させた。コスト競争が大の苦手で、付加価値路線を突き進む。
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規模よりもブランドを優先
トイレなどの衛生陶器で、国内シェア6割と圧倒的な強さを誇る。中国では高級ブランドとして定着。2ケタ成長が続いている。規模を求めずブランドを重視する戦略に揺らぎはない。
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失敗なくして変革なし
「スマーター・プラネット」を提唱し、IT(情報技術)で地球の課題解決を目指すIBM。1980年代後半から業績不振に陥ったが、過去と決別しサービス企業へと変貌を遂げた。先を見据え、失敗を恐れずに投資することが重要と指摘する…
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自己変革こそ危機克服の術
10年前、倒産寸前の経営危機から復活し、今期は過去最高益を見込む。穀物メジャーを射程に入れるなど、次なる成長への布石も打ち続ける。危機感の共有と必死の自己変革が肝要と説く。
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航空戦国時代に打って出る
新型機B787を就航させ、LCC(格安航空会社)2社を立ち上げた全日本空輸。ライバルの日本航空が再上場を目指す今年、競争は一層熾烈さを増す。混沌とした航空業界を国際線の強化とLCCの力で勝ち抜く。
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被災地出身の矜恃
「この人をおいてほかに適任者はいない」。宰相はそう言って復興庁のトップに起用した。被災地出身の平野氏は震災直後から瓦礫が広がる現地を回り、国の対応を主導してきた。制度と予算を整え、要の漁業復活と最先端の街への道を目指す。