シリーズ
編集長インタビュー

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説き、訓じて心を1つに
電機業界をはじめ、多くの大企業が低迷を続ける日本。厳しい外的環境の中で、リーダーが今こそすべきこととは何か。前号の前編に続き、稲盛和夫氏に話を聞く。
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中国とは「徳」で接せよ
経済や政治、外交など難題が山積みになっている現在の日本。このような時代に必要なリーダーとしての心構えとは何か。稲盛和夫氏が諭すように語った。今回はその前編。
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消費者と共に変わり続ける
「新百貨店モデル」を掲げ、百貨店業界の常識を破り続けてきたJ・フロントリテイリング。異業種の買収に意欲的に取り組み、今夏にはパルコを傘下に収めた。業界きっての改革者が見る百貨店の未来とは。
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アジア経済、来年は復調
欧州の債務危機でアジア経済も減速したが、2013年には復調すると見る。デフレと円高の悪循環を断ち切らない限り、日本企業の競争力は高まらないと分析。日銀は目標を必ず達成するという強い意志を示せと説く。
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スマホは敵にあらず
12月8日、6年ぶりとなる据え置き型ゲーム機「Wii U(ウィー・ユー)」を発売。スマートフォン向けゲームとは一線を画し、専業メーカーとしての姿にこだわる。ただ前期は上場来初の最終赤字に陥っており、新製品での巻き返しは最…
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マーケティングはアート
「焼そばU.F.O」「どん兵衛きつね」など、日清食品を代表するヒット商品を生み出してきた。「マーケティングはアート」と、肌感覚を重視して消費者の変化を捉える。「常にはしごを下りていく」。言葉の節々に社長の矜持を見せる。
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ラーメン界の「マック」に
「FC(フランチャイズチェーン)は虚業」と直営店にこだわり、50年かけて500店舗目を達成。自前の食品加工工場を備え、3人で1日12万食を製造するなど、着々と効率化を進める。海外進出を加速し、ラーメン界の「マクドナルド」…
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創業魂を取り戻す
49歳で社長に就任、経営陣も一気に若返り、10年計画を推進。中国の人件費高騰は工場の自動化設備を売るビジネスチャンスと見る。新興国には、世界シェア50%の血圧計を武器に切り込んでいく。
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カネのために働くのでない
金融機関のトップながら「脱原発宣言」を声高に叫んだ吉原理事長。経済界に激震が走ったが、東京電力の電気をやめ、取引先を含めた節電に邁進する。金融のあるべき姿と、脱原発への思いをすべてぶちまけた。
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ローカライズはしない
世界47カ国・地域に学習法「公文式」を広げ、今や400万人近い学習者を数える。読み、書き、計算という世界共通の基礎学力に徹し、過度な現地化を避けて奏功した。社会人や年配者の学習意欲も促し、介護の分野でも注目を集める。
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高付加価値でデフレに克つ
伝統調味料のしょうゆで高付加価値路線を推し進める。簡単に料理が作れる商品や健康志向に応える商品で、若者から高齢者までを取り込む。日本の味は国境を越え、欧米の食生活に根づき始めた。
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東証最年少社長の挑戦
大学1年で求人サイトを立ち上げ、10月1日に25歳という史上最年少で1部上場を果たす。「世の中に必要とされるものを創り出す」ことが自分の幸せだと、てらいもなく語る。東証1部最年少社長の視線の先には今、何が映っているのか。…
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中国で作り、売り続ける
尖閣諸島国有化に端を発する中国の反日デモでは、多くの日本企業が被害を受けた。それでもファーストリテイリングの柳井会長は、中国での積極展開を続けると明言する。グローバルブランドとなったユニクロの次の戦略を聞いた。 (聞き手…
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もはや“商社”ではない
資源部門への偏重が指摘されるが、それは時代の要請に応えるためと言う。事業の取引相手を、企業から国へと広げ、自らその先頭で営業に奔走する。その先に従来の商社ではない、新たな経営モデルを描く。
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今の中国は日本の幕末期
中国の大学の双璧である清華大学と北京大学で教壇に立つ唯一の日本人。ベンチャーを育成するNPOを運営、経済界における技術の指南役として知られる。今の中国を幕末に例え、日本人に奮起を促す。
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百貨店の「王道」を貫く
今夏、バーゲンの「後ろ倒し」を掲げて、業界に大きなインパクトを与えた。その狙いを、大西社長は百貨店のあるべき姿へ戻すためと説く。百貨店業界の売上高が15年連続で減る中、いかに生き残るのか。
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失敗こそ進化の道標
サイゼリヤの創業者として、低価格レストランのチェーン化に成功。フードサービス業の工業化を進め、日々カイゼンに努めてきた。失敗があるからこそ、より大きな成功を収められると説く。
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自国で作ることが文化
ラグジュアリーブランド業界ではリーマンショック以降、M&Aが活発化している。その中で「伝統」「クラフトマンシップ(職人魂)」を掲げ、イタリアでの生産を守るグッチ。ファストファッションが台頭する中、高級ブランドが取る戦略と…
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「世のため」を10兆円創出
「選択と集中」に逆らい、福祉、環境など経営の多角化を加速する。素早い決断を支えるのは「世の中に必要なものこそ事業になる」との教え。住宅業界の成熟を乗り越え、売上高10兆円の“遺志”に挑み続ける。
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顧客は「神様」にはあらず
今年から対象に加えたアフターサービス調査の銀行部門で首位に輝いた。国内大手のインターネット銀行として市場を切り拓き、顧客目線の商品が支持を得ている。金融サービスにネットが欠かせない今、次の戦略を語った。