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(2)手を尽くして諦めない
石川と内海哲也のエース対決は「2-2」のまま延長戦に突入した。そして、制限時間ギリギリの延長11回裏、執念の采配が実を結ぶ。宮本慎也の死球で無死満塁という絶好のチャンス。だが、相川亮二、続く代打・藤本敦士が凡退して2死満…
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(3)ダメな理由は理屈で説明
4点をリードされた9回裏、2死2塁のチャンスを作ると、田中の適時打で1点を返した。さらに、川端慎吾の四球で1・2塁とすると、4番畠山の飛球を1塁手・筒香(つつごう)嘉智がまさかの落球、追加点を得た。
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(4)勝ちは選手、負けは監督
2010年7月15日ヤクルト対中日13回戦。前監督・高田繁の休養後、監督代行として指揮を執るようになった小川。泥沼の状況は脱したものの、ガイエル、デントナの両外国人の不振もあり、思うように得点力を上げることができなかった…
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(5)選手に頭を下げる
開幕2連敗で迎えた横浜戦。7-6と1点リードの8回表、昨年の中継ぎエース、松岡健一の不調で2死1・2塁のピンチを作る。松岡が限界と見た小川は日高亮にスイッチ。だが、代打・金城龍彦に逆転3ランを浴びた。痛恨の逆転負け。初勝…
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顧客接点を制覇せよ
「ディズニー」と言えば「ミッキーマウス」という構図はもう古い。今やテレビ、映画、出版、インターネットなどを複合的に手がける巨大メディア企業だ。消費者がキャラクターや作品に触れる接点を広げ、世界中の家庭に入り込む。
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日本市場は「実験室」
少子高齢化が進む日本。ディズニーにとっても他人事ではない。子供やファミリーに続く市場開拓として、大人向け商品の拡大を急ぐ。日本で生まれた商品は海を渡り、未来のディズニーを支えるか。
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タブレットで世界のむ
アマゾンが新型のタブレット端末、「キンドルファイア」を発表した。199ドルという低価格の優れた新端末を普及させ、豊富なコンテンツで売り上げ増を狙う。オンライン取引のすべてがアマゾン経由になる時代が来るのかもしれない。
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電力料3分の1の秘密
韓国電力の電力料金は東京電力の約3分の1と大幅に安い。2001年の発送電分離で発電単価を削減。それを基に低電力料金を実現した。9月の大停電の原因もこの仕組みにあるが、そのコスト削減効果は無視できない。
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越えるか、海外4つの壁(1)
国内市場が縮小する中、日本の損保が生き残りを賭けた海外市場開拓に挑んでいる。確かに欧米市場は巨大で、アジア市場は高成長が続くが、その開拓には4つの壁がある。その壁を、独自の営業戦略や社員教育、買収会社の活用などで乗り越え…
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越えるか、海外4つの壁(2)
損害保険会社の海外市場攻略で第2の壁になるのは、日本のノウハウをどう進出先に持ち込むかだ。ことに難しいのは、海外進出した日本企業相手ではなく、地元企業、現地住民と契約する場合だ。保険を販売し、着実に契約を履行するために、…
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国内縮小と再編が海外展開促す
日本の損害保険市場には、2つの大きな変化が起きている。1つは国内市場の成熟化・縮小である(下左グラフ参照)。主力の自動車保険と火災保険は1997年度、傷害保険は96年度をピークに、保険料収入が減少か横ばいに転じ、歯止めが…
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越えるか、海外4つの壁(3)
損保の海外展開は、一面で激烈なM&A(合併・買収)合戦でもある。海外利益額が3社中トップの東京海上ホールディングスは2008年3月に英キルン、同12月に米フィラデルフィアという海外損保2社を、それぞれ930億円、4715…
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日本の教育ノウハウを生かしたい
マレーシアの生保市場は過去10年、2ケタ成長してきたが、まだ潜在的な成長力が十分にあると見ている。2800万人の人口のうち、何らかの生保商品を契約している人は41%しかいない。日本など先進国では100~200%だ。
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越えるか、海外4つの壁(4)
「例えばマレーシアの損保市場は大手でもシェアは10%程度。シェア0.1%前後の保険会社がひしめいている。こんな市場で保険料率の自由化が進めば、リスク対応を強化せねばならず、資本の大幅な積み増しが必要になる。それが業界再編…
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もうコピーに頼らない
顧客先の事務機やプリント枚数などを減らす業務効率化サービスに力を入れる。モノの販売から提案営業へ。組織を見直し、社員の意識改革も進める。顧客のコスト削減に成功すれば信頼を得て、機器も使ってくれる「両面作戦」と言える。
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ノウハウ取得へM&Aも視野
多くの企業は現在でも、印刷や資料作成などドキュメント(文書)関連の業務を、拠点や部署単位でばらばらに管理している。それらの業務をまとめて当社が請け負うことで、コスト削減や業務上の課題解決、生産性の向上などのソリューション…