シリーズ
企業

-
被災バネにトップへ
節電で需要が急増するLED電球で、参入からわずか2年でシェアトップに躍り出た。本社が被災地にありながら、市場の激変を巧みに察知し、需要を取り込む。そして過去最高の業績──。飛躍の裏には、変化対応力を磨く「6つの法則」があ…
-
「100円」が生む合理
「デフレの旗手」と言われた100円ショップが今、転換を迫られている。スーパーなどが価格競争力をつけ、価格の優位性が低下したためだ。そんな中、「100円の縛り」を独自開発のシステムに落とし込み、強みに変えた。
-
危機が磨く顧客目線
栃木県に3コース、静岡県に1コースのゴルフ場を運営する。バブル期のツケが高じて経営破綻に陥り、民事再生法適用からの復活を果たす。東日本大震災など危機を変革のチャンスに変えてきた企業の強さとは。
-
内弁慶100年の終焉
海外比率2%台の老舗文具メーカーが、中国やインド、ベトナムで大攻勢をかけている。苦難の20年が過ぎ、3代目社長が外部から2人の改革者を迎え入れた。“外様”の打ち出した目標に、“生え抜き”が意地とプライドを賭けて挑む。
-
ミャンマーが熱い
長く閉ざされてきたこの国が、一躍世界の表舞台に躍り出た。多くの日本企業が新たな生産拠点として着目、成長市場としても期待が高い。豊富な天然資源と人材を狙い、投資競争の火ぶたは切られている。
-
「豊かさ」と「古さ」の二面性
閉鎖的な印象とは裏腹に、ミャンマーの市民生活はほかのアジアとそれほど違わない。敬虔な仏教国としての神秘性と豊かさが折り重なるヤンゴン市内は治安も良い。一方、旧式の自動車や通信インフラなどは、時が止まったかのような古さを感…
-
「油から太陽光」に活路
減少の一途にある国内石油需要を見据え、主力製油所を閉鎖。一方で、利益の3年分を投じ、巨大太陽電池工場を建設した。巨額投資の背景には、石油業界を取り巻く厳しい経営環境がある。
-
海外M&A成功の秘訣
歴史的な国際買収を繰り広げ、海外展開を推し進める日本たばこ産業(JT)。国内市場の衰退を目の当たりに、企業買収による世界戦略で成長を描く。その背景には地道に自律的な成長力を磨き上げる経営戦略があった。
-
買収は急がば回れ
買収の前段階においては、対象となる企業や事業の価値を算定する。ここでの情報提供や仲介業務を手がけるのが、オリンパス問題でも注目を浴びる、証券会社や投資銀行のファイナンシャルアドバイザー(FA)。
-
買収・統合は不離一体
「投資銀行に事業運営のノウハウはないでしょう。統合作業において、彼らは付加価値をつけてくれません」
-
スピードこそが生命線
買収手続きが完了した2007年4月18日、BDチームには、焦りにも近い感情が渦巻いていた。入念な調査を重ねた買収の前段階から打って変わり、統合計画を1日も早く策定しなければならなかったためだ。
-
日本流は押しつけない
ルクセンブルクとの国境近い、ドイツの地方都市トリアー。年間540億本のたばこが生産されるJTIの一大拠点がここにある。幹部や従業員は国籍も出身母体も様々。
-
自律的な成長力を磨く
かつての英国の古豪・ギャラハーは、JTによる買収の直前には、低価格製品への需要シフトの波に乗り遅れ、財務体質は日に日に悪化していた。40%以上あった英国市場でのシェアは買収直前には、36%台に落ち込んでいた。
-
完全民営化への道はなお遠く
またしても「宿願」はかなわなかった――。 11月末に成立した、震災復興のための第3次補正予算案と復興財源法案。財源確保の論議の中で、今回は政府が保有する日本たばこ産業(JT)株の売却が焦点となった。
-
新鮮さ支える高効率
2011年、回転寿司業界で売上高ナンバーワンに躍り出た「スシロー」。高い原価率で新鮮なネタを提供しつつ、経営効率を極限にまで高める仕組みを構築。商品にこだわる「寿司原理主義」と経営工学の融合が、他社を追い抜く原動力となっ…
-
「さらば原発」の勝算
ドイツの重電大手シーメンスが、原発事業から完全撤退する。社会の期待に応えるため、ドイツ政府の脱原発宣言を機に方針を転換した。トップシェアの洋上風力とギネス記録のガスタービンで、脱原発の課題を解く。
-
脱原発が可能なことを技術力で示す
福島第1原子力発電所の事故を契機に、原発技術の安全性に人々は疑問を持ちました。最先端技術を誇る日本で起きたのですから、そのことに疑いの余地はありません。ドイツ政府の脱原発宣言を受けて、原発事業に再参入すべきか、やめるべき…
-
「大人ディズニー」は海外で売れる
ディズニーにとって、日本は特別な市場だ。日本では今、子供の数が減り、高齢化が進んでいる。一方で、大人になってもキャラクターグッズを支持する人たちが大勢いる。バッグにキャラクターグッズをつける、携帯電話の待ち受け画面をキャ…
-
小川マジックの極意
小川淳司監督が率いたヤクルトの戦いぶりは、企業人にとっても示唆に富む。戦力を見極め、適材適所の用兵と場面に応じた戦術で、シーズン最後まで激闘を続けた。内部昇格のトップがチームを立て直す―。そのマネジメント手法を見ていこう…
-
(1)すべての選手に場を与える