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3期連続赤字は許されない
問 2期連続の巨額赤字という厳しい状況で、なぜあえてCESの基調講演を引き受けたのか。
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情熱を取り戻せるか
エレクトロニクス事業の不振で、前期最終損益は4566億円と過去最大の赤字に。テレビ事業は9期連続の赤字を見込み、世界でのブランド力も下がり続ける。情熱を再び――。社長の平井一夫は現場を鼓舞し、長期低迷するソニー再建に奔走…
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テレビ再生は前倒しで進んでいる
問 テレビ事業は本当に再建できるのですか。 答 我々が描いたシナリオよりも少しアヘッド(前進)しています。テレビ復活は、コストセーブと同時に、商品力を高めなければなりません。
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「鈴木帝国」の覚悟
鈴木敏文は待っていた。誰もがセブンイレブンの力を認め、ヨーカ堂が恭順する瞬間を。「血を入れ替える」。数千人の人事を発令し、“歪(いびつ)な両輪”を是正する一大構想が始まった。3年に及ぶ大手術の果て、巨大流通業はどのような…
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「成功」の破壊者たち
わずか4年前まで、セブンイレブンは暗黒の中を彷徨っていた。「存亡の危機」とまで囁かれた崖っぷちから、いかにして「独り勝ち」へと蘇ったのか。復活劇を紐解くと、カリスマ・鈴木敏文の巨像に隠れて見えにくかった、経営陣の存在が…
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「ザクとうふ」がヒット
アニメ「機動戦士ガンダム」のメカをかたどった「ザクとうふ」が大ヒットした相模屋食料。同社は実は、日本最大の豆腐メーカー。ガンダム関連商品を足がかりに全国展開を狙う。成長が止まった国内市場で急成長を成し遂げた背景を探る。
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電力料金値上げせず
原子力発電所の立地にことごとく失敗したがゆえに、火力発電が7割超を占める。生き残りのために磨いた火力発電が、原発が止まった今、最大の武器になった。他社が電力料金の値上げに踏み切っても追随せず、独自の成長路線を描く。
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合従連衡もあり得る
業種や地域を越えて大阪ガスと組み、北米でLNG加工に乗り出した。他社との協業の先に、さらなる関係強化も視野に入れる。技術者でありながら海外畑を歩んだ社長の描く将来像とは。
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古い慣習に商機あり
ネット新興企業が隆盛を誇る中、贈答用の菓子のプロデュースで起業。古い慣習の中に新たな付加価値を加えることで商機を見いだした。社員にも個性の大切さを説き、ブルーオーシャンを突き進む考えだ。
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爆速で第2の創業
好業績だが、つまらない会社。こう揶揄されてきた巨大ネット企業が改革に乗り出した。平均10歳以上若返った経営陣は「2019年までに営業利益2倍」を必達目標に奔走する。目指すはベンチャー精神の復活。社内の機動力と士気を高め、…
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超絶! “アメーバ経営”
猛烈な円高と世界不況にもかかわらず、10%を超える利益率を叩き出す。社内のやり取りでカネが動くため、無駄な仕事がそぎ落とされ、勝手に効率化が進む。世界シェアトップの製品を支える、前代未聞の実証実験の内側に潜入する。
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働くのは6時間だけ
労働時間を6時間に定め、休憩なしで働く制度を取り入れた。生まれた余剰時間で生活を豊かにし、社員の満足度を高める狙いだ。ファッション業界の革命児は新しい「家族経営」を目指す。
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学び続けるCEO
米グーグル共同創業者のラリー・ペイジ氏がCEOに就任して1年が過ぎた。大企業病の克服に挑む一方で、米フェイスブック、米アップルとの競争は激化するばかり。SNS進出は果たしたが、ハード分野への進出も目論むなどトップの座維持…
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iPhoneは独創的か
米アップルが、アンドロイド端末メーカーを特許侵害で訴えている。ジョブズ氏は、これらの製品がアップルの独創的なアイデアを模倣したと見なした。一方、被告企業はこの「独創性」に疑問を呈している。
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「レシピ」で流通革命
約1500万人が利用するレシピサイト最大手のクックパッド。成長の第2フェーズを迎えた同社が、スーパーなど流通業との連携を深めている。食のインフラを目指すレシピサイトは流通や食品メーカーの力関係をどう塗り替えるのか。
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被災地でも操業できる
計画的避難区域にある主力工場は、震災後4日で再開した。試作品は顧客の製品開発工程に組み込まれ、原発事故による風評を跳ね返す。昨年10月には株式を上場。飯舘村の復興のシンボルになりつつある。
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「劣等生」脱却の挑戦
大手ゼネコンの清水建設が海外戦略の強化へと舵を切っている。大型工事受注や不動産投資への参入、人材育成と、外需で稼げる体質に。遅れていた内需依存からの脱却は、まず現場から始まっている。
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60年来の組織壊す
かつて「電子部品御三家」の一角に数えられていたアルプス電気。だが、最近は業績低迷に苦しみ、ほかの2社に水をあけられた。再浮上のため抜本改革に邁進する同社の行方は、日本の電子部品産業の試金石となる。
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「糸売り」脱し、再発進
かつて一時代を築いた繊維メーカーも、近年は業績の伸び悩みに直面する。単なる「糸売り」から脱却し、顧客のそばで最適な素材を提供する企業へ変身を図る。自動車向けで期待が膨らむ炭素繊維など、新しい事業モデルが走り始めている。
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「女の子のレゴ」に挑む
2000年初めに苦境に陥ったデンマークの玩具メーカー、レゴグループ。36歳で2004年に就任した新CEOが、徹底調査の末、男子向け商品に特化し見事に復活した。そして今、悲願だった市場の残り50%を占める女子を対象にした新…