パナソニックのリチウムイオン電池が搭載される米テスラ・モーターズの「モデルS」

 パナソニックがEV(電気自動車)専業の米テスラ・モーターズと自動車用リチウムイオン電池の大量供給契約を結んだ。今後4年間でテスラが生産する高級EVセダン「モデルS」、8万台分以上の電池を供給する。

 テスラはノートパソコンで使われる「18650」という規格の民生用リチウムイオン電池を利用している。調査会社のテクノ・システム・リサーチによれば、2011年4~6月期の民生用リチウムイオン電池の出荷シェアは韓国勢(韓国サムスンSDIとLG化学)が42.6%と、日本勢(三洋電機、パナソニック、ソニー、日立マクセル)の33.7%を初めて上回った。

 同電池はもともと日本発の技術。今回、安全面への高い評価がパナソニックの大量受注につながった。反撃への一里塚となるか。

(広岡 延隆)

日経ビジネス2011年10月24日号 101ページより目次

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