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583回
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2023年5月29日号
日本には誰もが必要な医療を受けられる国民皆保険制度がある。この世界に誇る素晴らしい仕組みは私たちに安全・安心をもたらしている。だが今、企業の健康保険組合は危機的状況だ。約1400ある健保組合のうち約8割が赤字状態。高齢者…
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2023年5月22日号
初々しいスーツ姿の大学生がオフィス街を行き交う季節──。新型コロナウイルス下で学生生活を送った彼らの就職活動は、かつて同じ道を歩いた親や先輩たちのそれとは様変わりした。オンライン面接の普及など、表面的な変化だけではない。…
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2023年5月15日号
経済産業省が2018年にDX(デジタルトランスフォーメーション)を打ち出して、5年。新型コロナウイルス禍を経て、産業界に広く浸透し、「CDO」などデジタル参謀の登用が増えた。しかし、スイスのビジネススクールIMDによると…
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2023年5月1日・8日号
「家の値段が高すぎる」。一本調子の住宅価格上昇に、取り残された消費者たち。都心のマンション価格はバブル期を超え、郊外にも価格上昇が波及。地方都市でも、億ションはもはや珍しいものではなくなった。「令和版バブル」は、異次元の…
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2023年4月24日号
「iモード」など、かつては世界の先頭を走った日本の情報通信産業。だが最新の通信規格5Gでは、東京の通信速度がアジア新興国の都市より遅いという調査結果が出た。官製値下げの影響で設備投資は減少。新たな技術やサービスは育たず、…
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2023年4月17日号
日本の大学の国際的地位が下がり続けている。国際性や研究力は中国などに抜かれ、差はなお拡大している。もう日本から優秀な人材を輩出できなくなるのではないか──。産業界からは不安の声が上がり、大学新設に乗り出す経済人の姿も。英…
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2023年4月10日号
後継者選びはいつの時代にもある経営課題だが、今ほど重視すべき時代はない。テクノロジーの進歩や世界経済の大変動が、企業の対応力を問うている。トヨタ自動車は社長に若き技術のエースを選んだ。ニデック(旧日本電産)では外部人材へ…
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2023年4月3日号
取引先が世界に広がる現代、企業は思わぬ人権侵害リスクに囲まれている。強制労働や児童労働、女性や性的少数者、障害の有無による差別や偏見──。他者の権利を軽んじれば、企業は訴訟や不買運動など代償を支払う。欧米では企業の人権侵…
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2023年3月27日号
利便性を追い求めてきた私たちの社会システムが「悪意」を増長させている。不透明感の強い社会に渦巻く負の感情は、個人や企業のささいなミスを見逃さない。対象を「悪」と断定した人々は、容赦ない暴言や嘲笑で“生贄(いけにえ)”を攻…
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2023年3月20日号
様々な質問に流ちょうに回答を返す、米オープンAIの「ChatGPT」。常識を覆す完成度の対話型AIの衝撃はすさまじく、米グーグルは非常事態を宣言。米マイクロソフトはオープンAIに1兆円規模の投資を決め、検索エンジンに組み…
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2023年3月13日号
人手不足や物価高で、じり貧だった日本の賃金が上向いてきた。賃上げのうねりを起こすカギを握るのは女性だ。日本では男女間に歴然たる賃金格差が存在し、女性は“安い労働力”となってきた。だが、政府はその元凶とされる「年収の壁」の…
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2023年3月6日号
2021年10月28日、米フェイスブックがメタへの社名変更を宣言し、「メタバース」は国境を越えたバズワードと化した。あれから1年と4カ月。果敢な大転換を宣言したメタの株価は下落し、世間の狂騒も冷めつつある。無限に広がる仮…
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2023年2月27日号
企業は今、空前のコストアップに見舞われ、値上げの決断を迫られている。値上げに成功する企業と客離れに泣く企業を分けるのは、熱烈なファンがいるかいないか。本誌は2022年に続き、2回目となる1万人規模の消費者調査を実施し、「…
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2023年2月20日号
「せっかく大事に育てたのに、辞めてしまった」──。若手社員の離職をこう捉えるあなたは、古い人間だ。次の優秀な社員を引き付ける策を考えたほうがいい。今はむしろ、多くの企業が中途採用人材を増やしている。多様な人材を組織に集め…
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2023年2月13日号
ウクライナ情勢などの地政学リスクや、それを機に進んだ円安、米中対立による経済のデカップリングへの対応などで、日本の製造業が「国内回帰」の姿勢を強めている。かつて、安い人件費などを求めて生産拠点は海外に移った。今起きている…
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2023年2月6日号
コロナ後の経済再開とウクライナ危機により世界的なインフレが進んだ2022年。浮かび上がったのは、経済活動を支えるエネルギーや人材が足りない構図だ。資源・食料の価格や人件費の上昇が相互に連鎖するインフレドミノは止まらず、前…
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2023年1月30日号
弱肉強食の世界で規律を保つため設けられる規制。それは強きを制限する“鎖”であり、弱きを守る“傘”でもある。自由競争を是としてきた戦後の国際秩序は、大国の思惑に影響を受けた規制の網に覆われつつある。目まぐるしく変化するルー…
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2023年1月23日号
電機業界の雄、パナソニックホールディングス。営業利益は1984年度の5757億円を超えないまま、40年近くがたつ。成長できずにあえいできたが、今変化を起こそうとしている。けん引するのは2021年6月に社長に就いた楠見雄規…
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2023年1月16日号
異例の3期目を迎えた中国の習近平政権。ゼロコロナ政策は事実上崩壊し、経済成長は減速が続く。米中対立は泥沼化し、解決の糸口は見えない。そんな厳しい状況下でも、技術覇権に並々ならぬ執念を燃やす。EVに半導体、プリンター、工作…
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2023年1月9日号
稼げない事業を大胆に入れ替え、テクノロジーで古い事業を一変させる……。予測困難な時代にあって、大胆な構造改革をやり切る経営者が目立ってきた。欧米に学び直し、リスクを取ってデジタル技術や発想力で勝負する新世代だ。改革者は、…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
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総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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